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-フィリピン技術協力事業 現地リポート(2)-
(フィリピン安全農畜産業技術普及支援プロジェクト)

No.2:炭・木酢を使った
安全農畜産業普及セミナー開催報告

 2007年からベンゲット州で行っている活動とは別に、2013年12月よりフィリピン国内でベンゲット州以外の14州を対象に新しいプロジェクトがスタートし、林田俊哉君が新プロジェクト現地調整員に就任しています。

 現在ベンゲット州で活動している古屋君とは別の視点で、林田君からもフィリピン現地の様子をレポートします。(今回のレポートは26年3月に作成されたものです)


こんにちは、林田です。

日本では寒さが厳しいと聞いていますが、マニラは暑い日が続いています。昼間は30度以上、夜でも気温は25度くらいまでしか下がりません。1月からフィリピンに来た私にとってまだまだこの暑さは慣れません。

さて、今回は3月4日(火)にケソン州で、3月6日(木)にバタンガス州で「炭・木酢を使った安全農畜産業普及セミナー」を開催致しましたので、その模様をお伝えしたいと思います。

3月4日はケソン州チャオン町の農業省の施設を使って、当プロジェクト初のセミナーを開催致しました。当日は予想を大幅に超える317人もの参加者がケソン州及びラグナ州から集まり、人が集まるかどうか不安だった私たちスタッフも一安心。会場に入りきらない人のために、急いで会場の外にイスを並べて対応しました。

当日、受付を待つ参加者の列
会場の外にも人

今回は主任技術指導員の横森さん、研修調整員の川崎さんのほかに、2名の研究者が日本からフィリピンに来てくださりました。一人は大阪府立大学の渡来仁准教授、もう一人が宮崎みどり製薬株式会社研究員、大阪府立大学研究員の岩瀬珠先生です。両先生とも畜産の専門家です。セミナーでは炭木酢が畜産に与える影響を科学的な研究結果をもとに説明され、セミナー参加者だけでなく、私たちスタッフも非常に勉強になりました。特に3月6日にセミナーを開催したバタンガス州は畜産が有名な地域であり、参加者もその効果に驚きの声をあげていました。

ケソン州でのセミナー風景
バタンガス州でのセミナー風景

ツブライ町農政課長のジェフリーさんも
スピーカーとして参加してくれました

両日ともセミナー参加者には非常に熱心に学ぼうという姿勢が見られ、質問も多く飛び交い、参加者の興味が非常に大きいことが伺えました。国、地方自治体職員の参加も多く、今後、技術普及を担う人がこの中から出てくれることを期待しています。

セミナー後の反響も大きく、既にいくつかの自治体は木酢プラントの建設を検討しています。オフィスへの問い合わせも多く、私たちスタッフはその対応に追われています。これから忙しくなりそうですが、現地の人と一緒に楽しみながら活動していきたいと思います。


熱気に溢れた質疑応答
参加者も真剣
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