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-フィリピン技術協力事業 現地リポート-

No.25:プロジェクト参加者が組合を結成!

加盟者のサインをするロメル副会長


 平成20年12月10日、「高原地域環境保全型パイオニア生産者組合」が結成されました。

 この組合は、化学肥料や農薬の使用料を減らした環境保全型農業を確立・実践して、消費者の要請にこたえる農産物(野菜、果物、花卉)を提供することを目的として設立され、組合への参加資格は『自ら農地を保有し、組合の方針に従い農業生産を行う人すべて』に解放されています。設立時の加入メンバーは、野菜生産プロジェクトに参加する農家13名(パイロット農家3名と、今年長野で研修を終えて帰国した『先導的農家』10名)です。

 組合の設立に当たっては、本会のカウンターパート機関であるラ・トリニダッド町の強力な支援がありました。設立を提案されたのは、今年9月に本会の招きで日本を訪問されたガルワン町長で、設立準備段階でも多くのアドバイスを町役場から頂きました。

組合の結成式:趣旨説明するゴッドウィン会長


 同日午前9時にプロジェクトが設立した野菜直売所に集まった13名は、用意された組合の定款を改めて確認し、これに参加の意思表示をするサインをしました。それが終わると、全員が労働雇用省の事務所に出向いて組合の登録申請を行いました。

 これらの参加農家は、今後プロジェクトの技術指導員である横森さんの指導を受けて、それぞれ自分の畑で野菜・いちご・花などの生産を行います。皆さんがすでにご存じのとおり、プロジェクトの基本技術は土づくりです。この原則に従い、連作と化学肥料の多投で低下したこの地域の畑の地力を回復するために、堆肥・炭・木酢などの資材を投下していく予定です。

 組合の設立によって、ベンゲットの野菜生産プロジェクトは強固な農業生産者組織を持つことになり、メンバーが一致団結して野菜生産に取り組んでいきますので、横森さんの技術指導がさらに伝わりやすくなると期待されます。またこの組合の結成によって、これからは共同のブランドネームのもとで野菜を販売できるようになることもあり、当プロジェクトは新たな発展段階に入っていきます。

直売所前で記念撮影:前列左端は町のアドバイザー


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