TOP > フィリピン技術協力事業 > 現地レポート > 9


-フィリピン技術協力事業 現地リポート-

No.9:NPO法人の支援によるフィリピン研修生の受入 


 
 フィリピン草の根技術協力プロジェクトでは、関係者に対する日本研修を当初から組み入れていますが、広く環境保全型農業を周知させるためには、より多くのパイロット農家を育てる必要性が現地での活動をとおして新たに浮上してきました。

 そこで、主任技術指導員横森正樹氏の仲間であるNPO法人「八ヶ岳環境保全型農業国際研修協会」の皆さんが、パイロット農家希望の10名を受入れ、環境保全型農業の研修を行うことになりました。

 これに先立って法人メンバーの方々が2月に現地を訪問、ラ・トリニダッド町長を表敬し、また1月28日よりラ・トリニダッド町で行われていた日本語講習を訪ね、研修生を激励しました。メンバーの皆さんは、研修生はもとより町長以下すべての関係者の強い熱意に感銘を受けられました。

町長から日本語講習修了証書を授与される研修生
(3月26日)


 3月26日には日本語講習の終了式が行われました。

 終了式では、研修生の送出団体であるラ・トリニダッド町のアルテミオ・ガルワン町長が修了証書を手渡し、一人一人を激励しました。これに応えて研修生代表が「がんばってきます」と決意を表明しました。

 10人の参加者が日本の環境保全型農業を学び、フィリピン帰国には草の根プロジェクトの中心メンバーとして活躍してくれることを願ってやみません。

 



ラ・トリニダッド町長を表敬したNPO法人八ヶ岳環境保全型農業国際研修協会の皆さん(2月11日) 研修生(後2列)と事業関係者


Copy Right 社団法人国際農業者交流協会