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-フィリピン技術協力事業 現地リポート-

No.7:横森正樹氏(主任技術指導員)からの報告 


 こんにちは、横森です。

 フィリピン草の根プロジェクトが始まって6回目の出張から帰ってきました(3月1日)。このたびは現地で炭・木酢採取装置を作って運転を始めました。炭と木酢は野菜畑の土壌改良、丈夫な野菜つくりの決め手になる大切な資材なので、これが生産できるのは本当にうれしいことです。

 3月4日に装置の組立てと試運転を行い、成功を確認しました。3月7日にはこのプロジェクトを先頭に立って支援・推進しているラ・トリニダッド町長、それに農業省コーディレラ地方局長(代理)、ベンゲット州知事(代理)ほか大勢の列席のもとでオープニングセレモニーが挙行されました。町長は挨拶の中で「この装置は世界で3番目のものだと聞いている。有機野菜生産の重要な資材を作る装置で、ラ・トリニダッド町農民にとって大切な装置だ。この装置はデモ用の装置なので、大きい本格的な装置をできるだけ早く作りたい。」と述べました。

 その翌日からテレビ、ラジオ、新聞で引っ張りだこになりました。ラジオでは2月8日地元放送局2時間番組に川崎、中島、横森、それにラ・トリニダッド町農務課長が出演しました。テレビでも紹介され、地元の人たちが強い関心をもっていることがうかがわれました。

 炭の原料は、木材が手に入りにくいので、とりあえずはココナツの皮を乾燥したものを使いました。やがて竹を使うことも考えています。既に20リットル入りポリタンクに10本分の木酢ができています。4月には炭と木作を使った土壌改良、葉面散布などをテーマに技術指導会をやるつもりです。そしてできるだけ早く本格的な施設を作って稼動させたいと思っています。

 

オープニングでラ・トリニダッド市長と横森がテープカット:農業省地方事務局、ベンゲット州庁からも列席 レンガを積んだかまどの焚き口



水冷式木酢採取装置:パラグアイ、日本についで世界で3番目の装置
フィリピンで初めての木酢採取


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