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-フィリピン技術協力事業 現地リポート-

No.37:ラ・トリニダッド町の災害復興に向けて

 前回お伝えしましたように、ここベンゲット州ラ・トリニダッド町は台風17号によって甚大な被害と多くの人命が失われました。

 協会は10月26日に町役場を訪問し、ガルワン町長と同日にシニア町民代表として一日町長に任命されたフランシス・ケ氏と面会しました。そして「今回の台風17号の惨禍にJAECは深く心を痛めております。災害でお亡くなりになった方々に対し哀悼の意を表すと共に、災害を受けられた町民の方々が力を合わせて一刻も早く立ち直り、正常な生活のもどられることを願っています。」とのお見舞いを申し述べました。

右から3人目が1日町長フランシス・ケ氏、その左がガルワン町長、一番左がティクバエン農政課長

 ガルワン町長は「環境保全型野菜生産プロジェクトでお世話になっているJAECからこのように温かいお見舞いを頂き感謝に堪えません。このお志を力として、私は役場の職員、町民と力を合わせて町の復興、特に農業の立直りに努力いたします。協会の皆様に心からお礼を申し上げます」と述べられました。

 一日町長のフランシス・ケ氏も、「ラ・トリニダッドは前代未聞の大災害を被りました。私もこれからガルワン町長と一緒に災害現場を見回り、町民の話を聞きますが、協会のご支援は町民に大きい心の支えになると信じます」と述べられました。

 また、ティクバエン農政課長からは、「農業は大きい被害を受けています。プロジェクトに参加している農家も農地の破壊、ハウスの損壊が起きています。頂いたお金は農業復興のために大きな力となります」との説明がありました。

 協会では今後も復興の力になれるよう、プロジェクトを通じて支援していきたいと考えています。

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