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-フィリピン技術協力事業 現地リポート-

No.11:本会理事長がプロジェクトの現地を視察

 本会の塩飽理事長がフィリピン草の根技術協力による野菜プロジェクトの現地を視察しました。

 マニラに到着した理事長は、農業省フォンデビレア次官を表敬したのちバギオに向かいました。マニラからバギオへは7時間の道のり、最後の2時間は標高1500メートルまで上る曲がりくねった山道です。プロジェクトが所有する運搬用自動車の助手席に座って頂き、この道程を移動しました。

 4月6日には、プロジェクトの最大の協力機関であるラ・トリニダッド町長を表敬した後、プロジェクトサイトをくまなく視察しました。プロジェクトスタッフが直接栽培を行なうデモファーム2箇所(国立ベンゲット大学農場内とベンゲット州試験場内)、プロジェクト参加農家イサークが経営するパイロット農場、横森さんが町営コンポストセンター敷地内に建設した炭・木酢製造テストプラント、そしてストローベリーロードにある直営販売所を訪れて状況を観察し、細かく質問していました。

 理事長からは、このプロジェクトが予想以上に幅広い活動を行っていることが実感できたとの感想を頂きました。一方、ラ・トリニダッド町長はじめ関係者は、多忙な時間を割いて現地を訪問いただいたことに強い感銘を受けられたご様子でした。

 また、途中表敬したベンゲット州知事からは、「広くベンゲット州を対象にしたプロジェクトを新たに実施してほしい」と要請を受けました。

 理事長は翌7日に再度マニラに向かい、在フィリピン日本大使館に杉山公使、伊藤書記官を訪問して、フィリピン農業の動向などについて情報収集を行ない、ジャカルタに向けて出発しました。

ラ・トリニダッド町長を表敬。(左から二人目が町長) 町営コンポストセンターに設置した炭・木酢デモプラント視察。(左からコンポストセンター主任、横森、理事長、中島)
パイロット農家、イサーク・ラルアンの農場を視察。 婦人グループを対象に農務課で開催したいちごワイン製造セミナー出席者と一緒に


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