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私の太陽、見つけた太陽、輝き太陽

原田尚美(スイス修生:香川県出身)
 


 今日はスイス研修生全員が集まりメンバーの誕生会をした。カレーを作り、ケーキを作りとても幸せだったのだが…

  私は最近仕事も満足にできず、ドイツ語もできず、家族にも嫌われている気がしてスイス研修している事やスイスの家族が嫌になってきた。そして何の役にも立てない私なんか必要ないから帰れって言われるんじゃないかなぁ…と不安になっていた。

 そんな事を考えていた私にとてもショックな報告があった。一緒に研修している仲間から「私は明日ここを出て日本へ帰る」と言われたのだ。その時私は「何しに帰るんやろぅ、いいなぁ」と思ったが少し様子が違った。彼女は受入農家から「日本へ帰れ」と言われた。詳しい事は聞かなかったというか聞けなかったが、どうしてもここに居たいといっても答えは「Nein(駄目)」しかなかったと。最近自分が悩んでいた事が自分以外の、しかもこの研修に真剣に挑み一生懸命頑張っていたこの人に・・・。私は一瞬で色々な事を考え、日本の事前研修で出逢った時からスイスで共に過ごした6ヶ月間の事が頭の中を駆け巡りパンクしそうだった。話をしている姿を見ながらとても悔しくて涙が出そうだった。半年で帰国しなければいけない事、帰国を命じた農家、何もしてあげられなかった、何もできない自分、そして今まで何も言ってくれなかった事…全てが悔しかった。まだまだスイスで馬鹿騒ぎする予定なのに。この現実を受け止める事は辛く難しすぎる。本当に信じられない。でも、決まってしまった事は仕方がない。この世に意味のない事なんかないと思うから。半年で帰国する事にも意味があるんだろう。

 私は仲間が帰ってしまう事を泣きながら自分の受入農家の奥さんに話した。すると心配そうに聞いてくれ、嫌われているのではないかという悩みはなくなった。それから私は帰国した仲間に負けないくらい、それ以上に頑張りそして今ここに居る事に感謝し最高の研修にしようと決心した。そう、今回の事は辛いけれど少なくとも私の悩みを取り除き更にやる気を与えてくれた。色々なことを考えさせてくれた。仲間の大切さを痛感した。あと、日本へ帰る楽しみが1つ増えてしまった。

 帰ったらみんなでキャンプしよう!!またユングフラウヨッホで犬ぞりリベンジしよう!!私たちはまだまだ若い。あんたは登山に行ったときも体調悪いのに「大丈夫!」って言ってぎりぎりまで我慢して何も言わんと一人帰ったよね?言ってくれな分からんし何もしてあげられんのやから!言ってくれても何もしてあげられんかも知れんけど…。

 ちょっとは頼りにしてよ。私はMittelpunkt(中心点)なんやから!私がMittelpunktである為に皆は必要不可欠やし皆も私を必要としてくれな困る。スイス生活残り半分。皆で喜びも悲しみも分かち合って素晴らしい時を過ごそう!勿論帰国後も。私たちはみんなで1つの太陽なんやから!

「お前ら太陽に負けんぐらい輝けよ!」 

これからもよろしく。

                                  By Mittelpunkt