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ドイツ研修事件簿

黒田正(ドイツ研修生:山形県出身)

    7月は自分の中では激動の月でした。感情の浮き沈みも多く初めてのホームシックを経験しました。今ではいい思い出になっています。それでは7月の思い出ドイツ編です。

〜マインツ事件〜
7月頭にS研修生とフランクフルト近郊の大都市マインツの観光に行ってきたわけですが、ちょっとした事件が。Sと駅で別れ、雨が降ってたんで大急ぎで帰宅。服を着替え一息つこうかと思っているとSより電話が。内容をまとめると以下のようになる。電車が1時間以上遅れている。このままだと帰宅して夜11時を過ぎてしまう。家に電話しても誰も出ない。
という残念なことに。という訳で自分の農場に一泊することに。次の日の朝に帰るということになり就寝。その時のSの寝言がおもしろかった。相当不安だったんだと思う。ドンマイS。

〜ガチャピン事件〜
7月半ばまで自分は広い畑で1人で作業していました。その作業はとても面倒くさく、そして終わりが見えてこない仕事でした。おまけに雨+蚊というコンボを毎日受け見事ホームシックになりました。
そんなある日、夢の中にガチャピンが出てきて「今、君は日本へ帰って満足なのかい?」
「本当にそれでいいのか?」と説得されました。そのおかげで立ち直り毎日作業してます。でもバスローブ姿で足を組み、ハマキをふかすガチャピンに説得される自分って…。ちょっとゴッドファーザー風のガチャピンに感謝してます。

〜大ジャンプ事件〜
今の仕事は庭に直売試飲バーを建築する事。その屋根の上で同僚とカワラをハメこんでいる時にアクシデントが。2人同時にカワラをハメようとしておしくらまんじゅうのようになってしまった。彼は体重が120kgとちょっと。自分の倍くらいあるわけで、そんな彼とケツとケツがぶつかれば自分のほうがぶっとぶわけだ。屋根の上で2秒耐えたがとどまることができず、載せたばかりのカワラを足でたたき割りながら疾走。そして屋根の上から大ジャンプした。その時肉体のリミッターが解除されたらしく何とか無傷。家族全員がそれを見ておりすごく心配された。でも本当に無傷。毎日の牛乳が自分を救ったのか、それとも日頃の行いが善かったのかは不明。
でも運がよかっただけなんでみんなはマネしないでください。

そんな感じで元気でやってます!
  
   


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