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ワイン農家での研修

伊藤麻耶(ドイツ研修生:新潟県出身)

    ドイツの南、オーストリア、スイスにまたがるヨーロッパ第2の大きさを誇るボーデン湖。湖周辺の地域は果物の産地でいたるところにリンゴ、なし、プルーン、ブドウが栽培されている。湖の向こうに雪が覆ったスイスの山々が望める。 ここの景色は素晴らしく、夏にはたくさんの客が保養に来る。

 私はワイン農家で研修中だ。
 今日はワイン作りの様子を紹介したいと思う。

 9月下旬、白ワイン用のブドウから収穫が始まった。収穫は果汁が漏れないようにプラスチックの容器に入れるので、雨が降ると収穫できない。そのため晴れの日を見て大勢で一気にやったのでとても楽しかった。

 去年8月は寒く雨が続いたため腐敗果が多く、本格的な収穫の前にそれらの摘果を行った。これらは本当にカビだらけなので捨てるのかと思ったらワインにした。それが最初に出来たワインで一番売れ筋のワイン。ブドウを見て“え!”と思ったけどちゃんと美味しいワインになった。

 醸造所では収穫したブドウの果汁をその日のうちに搾りろ過して酵母を入れたりするのだけど、私の仕事はタンクを洗ったり、ホースを洗ったり、床を磨いたり…掃除ばかり。なぜそんなに洗うことが多いのかと言うと、果汁を何種類か混ぜたり下に溜まった酵母を取り除いたりするためタンクを入れ替えることが多いから。

 農場主は醸造の仕事の60%いや80%はキレイにすることだといっていた。 私はここに来てワイン作りは興味深くやりがいのある仕事だと感じている。

 日本へ帰国したらワイン製造会社で働きたいと思う。
  
   


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