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2004タイ出張報告


タイの出張報告を下記のとおり簡単にご報告します。

期  間:平成16年12月16日−18日
出張者:受入業務課 坂元良二

12/16:FARD(タイ農業協同組合省 国際農業局)との会議

バンコク空港到着後、FARDのMrs. トゥリッタポン部長、ゴンディップ女史(chief, Asia Sub Division)、ソムチャイ氏(タマサート大学教授)と会議を行なった。その後会食に8月にタイ一行を引き連れてきた農業協同組合省の副長官のMr. CHAVALVUT CHAINUVATI (チャワーンブット チャィヌワティ) が参加されるとのことで待っていたが、副長官の会議が長引き、結局不参加となった。


左から:ゴンディプ女史、トゥリタポン部長 左端:ソムチャイ教授(通訳)

FARDとの会議内容:(ソムチャイ氏が適切なタイ語で説明してくれた)

1. 本事業に対する協会の基本的な考え方

今のポジションに両女史が着任して間もないので、ODA事業の変遷とその求められる派遣国の姿勢、両国間で締結した協定書の条件を堅守、研修生の条件、資質、ホームステイの事業の前提条件を説明し、本年度研修生の状況と問題点等を説明して、改善を求めた。また本年度はコミュニケーションを取ろうと努力をしない者が多く、ホームステイ形式の農家滞在では問題になることは明白である。この事業では心を開いて家族に溶け込もうとしない青年は事業に不向きであり、受入農家では、とてもそのような青年の面倒を見かねるので、選考の段階で不合格にして欲しいと伝えた。

タイ人はシャイであることを理解して欲しいとのことだった。そのことは受入農家説明会でも説明はしているが、結局は本人が諦めずに努力することしかないので、その努力をしようとしない者はこの事業では無理である。労働力を当てにする農家は数多くいるが、本会では、将来の農村リーダー育成という事業の意義を理解している意識の高い農家にお願いしている。そのような意識のある農家が引受けないと言い出すことが、本会としては非常に危機的、かつ大きな問題として捉えている。

FARD(国際農業局)は、本事業においてCPD(組合局)、MOAE(普及局)、DLD(畜産局)を統括しているが、今回研修生を推薦している各局を訪問し、本年度事業の状況説明、次年度事業内容の説明及び意見交換を行なった。


研修生推薦部局のCPD(組合局)、DOAE(普及局)、DLD(畜産局)との会議

<写真:CPD(組合局)>

右から:ウィチャン氏、カンビー氏、ライエット女史、ダットリー女史、チャムロン女史、
オンスリー女史
右から:ゴンディップ女史、ソムチャイ教授

<写真:MOAE(普及局)>

DOAEでの会議 会議後DOAE青年農業者セクションにて

<写真:DLD(畜産局)>

中央:Mr. Sahat Ninlaphan畜産局副長官 右:DLD職員(名前不明)、アンカナ女史

2005年度研修候補生の講習会場訪問 (軍キャンプ(カンチャナブリ)での訓練会場)

「自己啓発」を目的としたトレーニングを12月15日から19日(4泊5日)までカンチャナブリ市内にあるタイ国陸軍キャンプにて実施していた。


<写真:軍キャンプ(カンチャナブリ)での訓練会場風景>

大声を出してテンションを上げる訓練 DOAEサンパン課長の講話
参加候補生の訓練の様子 初日の宿泊場所(荷物は女性候補生の物)
フィジカルトレーニングの様子 中央が軍のトレーニング責任者

軍キャンプの教官の説明では、毎日ほぼ30分〜1時間程度のコマで色々な訓練、調教やオリエンテーション等ありとあらゆる内容で実施するものであり、各自に「規律・規則を厳守」、「リーダーシップの醸成」、「困難に直面した時に何とか自力で克服しようとする強い気持ちの醸成」、「発想の転換の訓練」、「意識の統一」等を持たせようという真の自己啓発であり、銃器を使った訓練とは異なるとのことである。毎晩、就寝する場所は異なり、前もって知らせることなく、その都度伝えて準備させて異動するという真に行軍中と同様の生活状況である(初日:大広間の床、二日目:キャンプ内の宿舎のベッド、三日目:野営ということであった)。


FARDトゥリタポン部長とのラップアップミーティング(総括):

今回の各部局の訪問及び講習会場を訪問して、感想や意見を述べて欲しいとのことで、FARDの部長とゴンディップ女史と3人で最終ミーティングを12/18に行なった。


トゥリタポン部長 ラップアップミーティングを終えて

<講習>

自己啓発:リーダーシップの意識を持たせる事。その自分に与えられた環境、条件を受け止めて、その状況下で自分の力で何とか工夫してやり遂げさせるというコンセプトでの講習は、埋もれた能力を引き出す方法としては本当に効果が高いと思われる。研修候補生は、各自が一生懸命取り組んでいるとの印象は得た。


考 察:

農業協同組合省の各部局を訪問したが、各担当者及び関係者がこの事業に対して一生懸命取り組もうという気持ちになっていることは高く評価したい。

今後はその意識を各局がしっかりと堅持してもらうことが重要であり、各部局を統括しているFARD(国際農業局)のその役割は大きい。各局にこの事業に対する高い意識を堅持してもらうようにその役割を果して頂くように今後もお願いしていきたい。本事業に関わる農業協同組合省(MOAC)の職員が「素晴らしい農業青年を育てる」という崇高な意識や使命感を持ち、青年達と関わって貰えれば非常に効果の高い事業になっていくと思うとトゥリタポン部長に伝えた。

以上



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