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フィリピンにおける技術協力事業
ー2つのプロジェクトのご紹介-

1:『土壌・資源保全に配慮した安全野菜生産・流通プロジェクト』

 本会では平成19年から3年間実施した「環境保全型野菜生産による所得向上プロジェクト」、平成22年1月から2年間実施した 「ベンゲット安全野菜栽培技術普及プロジェクト」に続き「土壌・資源保全に配慮した安全野菜生産・流通プロジェクト」を平成24年4月から3年間の予定で開始しました。

 この事業は、本会がJICA(国際協力機構)の草の根技術協力事業に応募して採択されたプロジェクトで、今回はフィリピンのベンゲット州ラ・トリニダッド町で始めた土づくり・安全野菜栽培技術(SAVERS)をベンゲット州全体に定着させるため、流通(販売)にも力を入れてゆく計画です。またこの技術(SAVERS)を広めるため、ベンゲット州内に留まらず周辺地域への普及も目指しています。

 また、本事業の一環としてベンゲット州内の若い農民を長野県に招へいして、安全野菜を栽培している農場にて研修を行なっています。彼らは帰国後プロジェクトに参加することとしています。



2:『フィリピン安全農畜産業技術普及支援プロジェクト』

 本会では平成24年からスタートした上記『土壌・資源保全に配慮した安全野菜生産・流通プロジェクト』とは別に、平成25年12月よりフィリピン国内でベンゲット州以外の14州を活動対象地域として、『フィリピン安全農畜産業技術普及支援プロジェクト』を新たに開始しました。

 この事業は、本会が平成19年からベンゲット州で実施してきたプロジェクトを高く評価したアルカラ農業大臣から、「ベンゲット州プロジェクトをベースにして炭・木酢液、堆肥等を使った作物栽培及び畜産への利用を進める普及活動をフィリピン全国を対象にして実施して欲しい」との強い要請を受けてスタートしました。 


 私たちはこれら二つのプロジェクトの実りある成果を目指して頑張ります。皆さま方には引続きご支援いただきますようお願い致します。



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