国際連合食料農業機関(United Nations Food and Agriculture Organization)のアジア太平洋地域事務所(Regional
office for Asia and the Pacific)で活躍する新野OBに、仕事の内容や若い時の海外農業研修の重要性について語っていただきました。 国際職員
私は2003年1月からFAOアジア太平洋地域事務所でLand Management Officerとして働いています。主な任務は、アジア太平洋地域諸国の食料安全保障と持続可能な農業生産を促進するための土地利用管理方法、特に土壌と水保全のための土地資源の評価・管理、土壌肥沃度の維持改善等に関わる技術や政策作成を支援することです。その他には土地荒廃及び砂漠化対策、農業生物多様性の保全、気候変動対策としての土壌炭素固定、バイオエネルギー問題等に対応するための技術や政策作成の面からメンバー国への支援を行っています。
振返ってみると20歳で大学を休学して参加した派米研修(ハワイ一年)を始めに、途中数年の国内勤務を除いて青年海外協力隊(ガーナ)、JICA技術協力専門家(ミャンマー、ブラジル)、留学(米国、ナイジェリア、ニジェール)、そしてFAO職員として17年以上海外農業技術協力に関わって来た事になります。勿論20年を超えて活躍されている先輩諸氏が多くいますが、気が付いたら自分も随分遠くまで来たものだと思う時があります。このように日本のニュースレターに投稿する機会でもないと、昨今の金融危機、食料価格高騰、気候変動、自然災害等次々と起こる事態の対応に追われ、時に自分のルーツを忘れがちになります。かつての日本の農民がそうであったように、発展途上国の農民が少しでも多く近代技術の恩恵を受けることができ、生活が改善されるよう、微力ながら手伝って行きたいと思います。 新野 有次 |
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